360度カメラから自撮りまで。撮る人も撮られる人に。
はじめまして、グラフィックデザイナーのたなかみのるです。
WaPoCでの企画やロゴマーク・紙媒体等のデザインを担当しています。
デザイナーですが、写真を撮るのも見るのも好きです。
普通のカメラで撮られた写真も好きですが「そんな撮り方があったのか!」を促してくれるカメラはもっと好きです。
そしてコンデジのほうが好きです。愛用のカメラはpentax Q10。ポッケに入れて、写ルンですのように使っています。早くQレンズに広角の薄いスナップレンズが出て欲しい今日このごろです。
さてさて、最近気になる写真の撮り方を。
「まるで自分がスポーツをしているかのような視点」撮ることのできる「アクションカメラ」がスマホに押されるデジカメ業界の中で「ニッチジャンル」での成功例として取り上げられます。
その代表格がGoProです。
自転車に載って、ヘルメットやハンドルに取り付けて撮影。
家に戻って再生すると、まるで自分が自転車に乗っているかのような「追体験」する目線を楽しめます。
GoProは人の視野とほぼ同様の170度ほどの範囲が写り、この広角を活かして、小さなお店でのイベントの記録撮影等にも使われています。
この流れに乗って「360度映るカメラ」が現れました。
360度ってどういうこっちゃ?となりますが、撮影した写真をスマホのアプリをつかうと、空間全体をぐるぐる回してみることができます。要は「あー、この写真、もうちょっと右がみたい!」という時にすーっと画面をいじると、右が見れちゃうのです。
360度映るカメラといえばリコーの「THETA(シータ)」が有名で、ウルトラマンの変身道具(ベーターカプセル)のような外観。これを掲げたり、床に置いたりしてシャッターを切ると、空間全体を写した、動画のような、写真のような映像が出来上がります。
百聞は一件にしかず。公式サイトからどうぞご覧ください。
自撮り棒のように「物理的に遠ざけるもの」も形は違えど「その場の光景をキャプチャーしたい」願望があるのは一緒。ミラーレス機に続々と、液晶画面が反転して「自撮り」できる機種が増えているのは、記念写真にその場にいる人みんなで写りたい!という思いが高まっているからでしょう(きっと)
この流れにカメラメーカーさんがどんな風に応えていくのか、コンデジウォッチャーとしては目が離せません!
(WaPoC デザイナー たなかみのる)
※theta,GoPro写真は公式サイトから引用
2015-01-28 | Posted in へんなカメラ | Comments Closed